2012年5月16日水曜日

ロード・オブ・ザ・リング

J.R.R.トールキンの「ロード・オブ・ザ・リング」、パート1のBOOKⅠを読み切りました。ややっこしい説明で申し訳ないんですが・・・。訳本では『新版 指輪物語』の1と2にあたります。


J.R.R.Tolkien著 THE LORD OF THE RINGS、 PART ONE The Fellowship of the Ring (BALLANTINE BOOKS)= 画像左とその翻訳『新版 指輪物語1 旅の仲間(上1)』瀬田貞二・田中明子訳(評論社文庫)=右。ジュンク堂松山店にて購入。どちらも700円台だった。

映画も観てないし、よく知らなかったんだけどゲームにもなっているようで・・・。アマゾンの書評なんかを覗いてみるとコアなファンが多いこともわかります。(これは、原作ファンもいれば、翻訳ファンもいるのが素敵ですね)

で、PART ONE を読んでみたのですが、率直に言ってたいへんおもしろく、こりゃファンが多いわけだわ、と思いました。たしかにファンタジーなのだろうけれども、めちゃくちゃ奥が深いですよ!

英語の水準は、フツーに高いな・・・。たとえば私も知らない単語は山ほど出てきます。しかし、そんなことは気にせず読み進める!もちろん落ち着いてから辞書引きますけど、ペーパーバックを読むときに限っていえば、話の流れに身を任せてみるのが、読み切る秘訣になることもあるのです。あと、素晴らしい翻訳があるので、なるほど、ここはこう読むのか、と感心しながら、ともかく前へ読み進めていけばいいんだと、ペーパーバック初心者の方にはお勧めしたいと思うのです。

登場人物のキャラは、ファンタジーだけに、ありえないほど際立っているというか、普段、絶対にお目にかかれないような方ばかりが出てきますが、それでも感情移入してしまうんだから、マスターピースなんだろうよ!かくして、私もすっかりファンのひとりになりました。そして、すでにして、このファンタジーの虜になっているようです。

トールキンの描写から浮かび上がる旧約的な陰影、格調高く謳われる詩の響き、これはいったい、何なのだ・・・。どうしても、これほど危険な旅に出なけりゃならんというのか!?もう10年若ければよ!!

そういったことを考えながら、はたして、これを一緒に読んでくれる仲間はいるのかと・・・、私は頭を抱えてしまいます。『旅の仲間』だけにね。だが、もしいるとするならば、そんなあなたこそ、まさしくファンタジスタなんだよ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿